日本語でリズミカルな歌詞を作るのは難しいと思う。
音は母音5音のうちどれかに落ち着いてしまうし、韻を踏みにくい。
では、日本語では音楽は楽しめないのか?
否、そういうことでもない。
洋楽好きには比較的自然と韻を好んでいる人もいるが、歌詞の内容を重視する人は日本語の歌も楽しめるのではないだろうか。
個人的には、複雑なコードを入れてくる日本の音楽シーンが好きだが、それについては別途言及しよう。
では、前置きはここまで。
外国人にも聴いてほしい!日本語の美しさを発見しに行こう!
1.ウソツキ/ 名もなき感情
サビのスタートに日本語のオノマトペを載せてきたこの歌。
恋愛の気持ちをうまく表現した歌として、一部の女子たちにはすでにウケている様子。
確かに、言葉で表現しにくい気持ちを無理やり言葉にして表現されるのは、共感を得ない。
共感を得る必要はなく、その音楽の主の表現が聞き手に受け入れられれば、それは素晴らしい歌詞になる一方で、オノマトペを使うともやもや感がそのまま共感を得やすくなるはず。
YouTubeの再生回数はまだ100万回には満たないが、興味深いので、ぜひ日本の音楽に興味のある人、日本語を学びたい人、日本語の美しさを発見したい人には聴いてほしい一曲。
2.Over the dogs/ チーズヘッドフォンデュ
曲タイトルからも分かる通り、創作された日本語の組み合わせが面白い一曲。
韻は時々踏んでいて、時々惜しく外れているのも面白い要素の一つ。
この曲がさらに面白いのは、歌詞をじっくり考えるたびに自分に新たな発見が生まれるところ。
私は特に、「脳みそに言葉を直接突き刺してみたい」が好きだ。
確かに、自分が言葉を聞いて反応するまでにどれくらいの時間と動作がかかっているのだろうか、脳に直接言葉が入ったら人間の機能はどう変わるのだろうか、そんなことを考え込んでしまう。
あ、ちょっとテーマから離れた気がするけど、つまりは日本人にこそ聴いてほしい曲だったりする。
3.岡崎体育/ Natural Lips
数々のアーティストを嫉妬させてきたと言われるこの曲。
なんと日本語なのに日本語に聞こえない。
さらによく歌詞を聴くと、内容が面白いし、意味は通じる。
そして何より、日本語で韻を踏みまくっている!!!
相変わらずユーモアたっぷりなのだが、再生回数がそこまで多くない。
サムネが原因か?岡崎さん。
皆さんには一度毛嫌いせず聴いていただきたい、本心。
J-POPは廃れてないな、進化しているな、と感じさせてくれる。
以上。本日もありがとうございました。
ほかにも日本語を使った面白い曲をご存知の方はぜひご一報を!