中国でヒップホップが禁止?!虚しすぎる…

最終更新: 1月5日

中国でヒップホップが禁止されるらしい。

どうせ中国のヒップホップが好きな日本人なんてごくわずかなんだろうけど、私は中国のヒップホップが一番好きなのだ。

中国の音楽に出会って本当に世界が広がった。

日本では感じられない言葉の重みと人間の強さ。

分かってはいたけど、13億人の統制には悪影響だと捉えられたのか…

確かに、ヒップホップがだんだんと力を増して人間を犯していくような部分はある。


それでも中国が世界で影響力を持ってきたのは良くも悪くも中国の人間(国民)たちの力のおかげではないか。

安い人件費で「世界の工場」となるだけでなく、外資導入で中国の人間の技術が向上したことで経済成長したのは有名な話である。

今は逆に中国が影響を与える側になっている。

IT化を牽引するという意味では、少なくとも日本よりは先進国だ。

そして間違いなく中国のヒップホップは世界に影響を与える音楽と成り得る。


多くの日本人は中国のヒップホップどころか音楽さえ聞いたことないだろう。

中国人の考え方が嫌いだからと13億人を同じ"人間"と考えて、避けているのではないか。

日本人は特に欧米志向過ぎる。悲しいくらいに。

先進国を追いかけるという意味で欧米思考なのは悪くない。

しかし、地球に生きていることを忘れるのはいかがなものか。


さて、なぜ中国のヒップホップを褒めるのか。

それは本当に言葉が人間の強さになっているからだ。

そもそもあの中国でここまで言論の自由が認められていたことは驚きだが、歌手が放つ言葉の一つが心臓に突き刺さる。

私は何の宗教も信仰してないが、本当にこのままそこそこの学歴に頼っていいのだろうか、人間としての活動を感じないまま死ぬのだろうか、そんな思いが脳に攻めてくる。

これには、彼らの置かれた立場、生きてきた苦しさや感謝が反映されていることが伝わってくる。

ただしそれができたのは彼らの思いだけではないはずだ。

中国語は様々な感情を表現できるからだ。

それは私が個人的に感じているだけではない。

twitterは、中国語、韓国語、日本語には他言語より少ない字数制限を設けると発表している。

理由は、一つの文字で意味を発揮しすぎるからだ、と。

そう。中でも中国語は一文字、その一音に威力がある。

また、英語との相性がいいことも優位となる。

歌手の感情が言葉となり、音となって人に伝わる。

中国のヒップホップは、まさにそうなのだ。


今や、中国の音楽界で活動する外国人は増えてきた。

本当に彼らの動向が心配だ。

特にヒップホップで活躍する人たち。

自らの意思を通して活動拠点を変えてヒップホップを続けるのか。

はたまたヒップホップはやめるのか。

特に個人的に気になっているのは王嘉尔(Jackson Wang)

韓国のkpopアイドルGOT7の一員として活躍するが、最近は中国での活動が目覚ましい。

香港出身ということもあって中国語に苦はないし、そもそも韓国にいるよりなじんでいる気がする。

そしてついに、中国に個人事務所を設立した。香港ではなく中国に。

フェンシングの元香港代表であり運動神経の良さを生かしたダンスで、多言語を用い、ヒップホップをする。

そんな姿は彼自身のユニークさも相まって、中国ではとても人気らしい。

衝撃だったのはこのMV↓

最後、フードをかぶっているシーン。

ここまで中国のヒップホップ界に浸透してきた彼が今後どのような動向を見せるのか、注目したい。