約1ヶ月ほど前、"GENERATIONS"というEXILEの弟分が韓国の有名な「Show Champion」に出演しました。↓
私はもともと彼らのファンではないのですが、韓国には良い意味でも良くない意味でも今のJ-POPを見せてくれたのではないかと、好印象を持ちました。
今回は、J-POPとK-POPの違いを比べたいと思います。
違い1.ダンス
日本には、ダンスは揃えるべきだ、という考えは少ないと思います。
ダンスを揃えているのは少数のジャニーズやそういうパフォーマンスを敢えてする人たちで、ほかは自由にダンスしているイメージです。
一般人から見ても、そこは揃えるべきなのでは、と思うところもずらしてきます。
もうそれは故意に。
揃えれば売れるわけではないのですよ、本来は。
日本ではもう、皆が同じ動きをして揃えることで売れているアーティストはいないのではないか、とさえ思います。
この点に関しては同じジャニーズのHey!Say!JUMPとKATーTUNの動向を見ていればわかります。
韓国であれば多分Hey!Say!JUMPの人気の方が高かったでしょう。
しかし日本では、自由に我道を行き過ぎるKAT-TUNのほうが人気が高かったのです。
ましてやダンスができるから売れるのでもない。アイドルの価値が決まるわけではない。
そう示してくれているようです。
私からすれば、特に今回のGENERATIONSのパフォーマンスもソロパートが多めの自由なパフォーマンスで、今までの韓国の流れにはない非常に面白いものを見せてもらったな、という感覚です。
違い2.言語
韓国のアーティストの特徴として私がよく挙げるのは、対応言語数の多さ。
本当に韓国のアーティストには感心し、その点には尊敬の意が隠せません。
どの国にも対応できるようなサービス精神を持ち、グループもそのように構成されています。
日本にはそのような人、グループは少ないですよね。
なんとも韓国のアーティストが優秀だと言われてしまうのは仕方ありません。
しかしながら私は、彼らの優秀な対応力は、韓国に生きることの皮肉さから来ているのだと思っています。
彼ら韓国のアーティストは、大量の外需を吸収していくことによって、"売れているアイドル"という称号を得るのだと思います。
それは経済構造上仕方のないことです。
もうこのブログでは何回か言っていますが、彼らが中国や日本に行くのは、本当に"出稼ぎ"なのだと思います。
これは彼らも認識済みのことだと思いますよ。
だって、彼らは東京ドーム公演を夢の一つに挙げているのですから。
日本や中国のアーティストは自国以外の公演をあまり目標にしないですよね。
あっても欧米向きです。
必要ないんですよ。
自国内に多くのファン、潜在的ファンがいるのですから。
他言語で歌う必要も、他国で公演する必要もないんです。
だから、他言語は話せない。
優秀でも生きるのは難しいな、と思います。
違い3.成長の仕方
私の生き方としては、東アジアで最も成長できそうな社会は韓国、香港にあると思います。
他国と仲良くしつつ、自分を見失わない、その精神で生きていけるような気がします。
私にはそのような生き方が合っているし、望んでいると思います。
しかしながら、人が成長できる環境というのは様々です。
最近は日本人がK-POP界に進出する機会が多いですが、
彼らのその理由は、日本より韓国に憧れたから、というものです。
彼らは日本と韓国の成長の仕方や育て方に、若いながらも差異を感じていたのでしょうね。
その点に関しては、感心です。
まぁ想像とはだいぶ違ったでしょうけどね。
日本で活躍するのに、グローバルな見解は必要ありません。
国を家と考えれば、いわば、引きこもりでも活躍できるのです。
しかしその分、マルチには対応できないでしょう。
もっといろんな価値観の人と関わりたい、そう思う方々にとって日本は少し閉鎖的な環境なのではないでしょうか。
以上、J-POPとK-POPの違いを比べてみました。