韓国のプロダクトライフサイクルは惜しいよ!

最終更新: 1月5日


 一般的なプロダクトライフサイクルとは、一つの商品が開発されてからその寿命を終えるまでのサイクルのことを言います。

 商品の市場参入に関しての考察に使われるマーケティング理論です。

 現代では情報技術の発展によってこのライフサイクルが参考にならないシーンも多いですが、今回は韓国旅行で感じた韓国のプロダクトライフサイクルを簡単に考えてみたいと思います。


 韓国の流行の流れは日本に比べて早いです。

 韓国旅行によく行く方は感じていると思います。

 前に訪れた店がない、地図に載っているはずなのに実際には存在しない、なんてことは思ったよりも多くて驚きます。

 そこで私は韓国市場で製品をいかに生かすかを、プロダクトライフサイクルを用いて考えてみました。


 前提:韓国のプロダクトライフサイクルは、一般的ではない「スタイル型」

これは一般的なプロダクトライフサイクルからは外れる「持続型」「スタイル型」「遅咲き型」を基にした考えです。

※「持続型」とは、ロングセラー商品や定番商品のサイクルのこと。

 「スタイル型」とは、流行ごとに活況する商品のサイクルのこと。

 「遅咲き型」とは、一般的なサイクルのスピードからは遅れて成長期に入る商品のサイクルのこと。


1.導入期が大勝負

 プロダクトライフサイクルが通常通りに流れるためにはそもそも内需の獲得を基本として成長期に流れることが重要ですが、韓国は基礎となる内需規模が小さいので勢いをつけて成長期に乗せる必要があります。

インディーズブランドが多数存在する導入期をいかに素早く切り抜け、成長期に持っていくのかが重要なのです。

特にファッション業界では韓国芸能界の注目がそのまま市民の購買力につながるので、それを感じた海外ブランドが攻めてくる可能性があります。

韓国市場ではとにかくまず早く導入期を切り抜けることが重要です。


2.成長期間の確保

韓国では外需獲得のために様々なアイデアが生まれています。

そのため、十分な資金を回収できる成長期間を経ずに衰退する商品が多いように思います。

(実際に調べてはいませんが、特に人口に対して販売されている服の量が多すぎる気がします。)

アイデアの波にのまれることなく独自のアイデアを生み出し続けて実現することで、いかに資金回収に十分な成長期間を確保するかが重要です。


一定の成長期を確保できれば、成熟期と衰退期は自然と流れていきます。

また商品開発にとっては定番商品を作り「持続型」にすることが目標ですが、それは一般的な流れではないので次回語る機会があれば。


韓国は本当に惜しい市場構成だと思います。

このおかげで観光客がたくさん来るのは国にとって店にとっては良いことでしょうが、海外に進出していれば売れていそうな商品までなくなってしまうのが惜しいと思ってしまいます。