アジア3地域<日本・台湾・韓国>でのバンドの違い

最終更新: 1月5日


今まではアイドルを中心に音楽文化を追ってきましたが、今回はバンドを中心に考察したいと思います。

バンド分析は、実はアイドル分析より音楽的に分析できるところがあって興味深いんですよね。

今日は日本、台湾、韓国でのバンド活動について書きます。

まずは日本です。

実は、私はもともと日本のバンドが好きでした。

ですので、まぁまぁデビューしてるバンドは知っているつもりなんです。

ただ、最近は驚きました。

バンドマンが多すぎて、把握しきれません。

でもそれにはきちんとした理由があったのです。

それこそが、現在日本のバンドブームが薄くなっていると言われている原因だろうと思います。

なんと、みんな声が高い!!

さらに極端に言えば、楽器の一つである声に特徴がないんですよね。

そのせいで、似たバンドが量産されているんです。

その代わり特徴がはっきりしているバンドこそが、売れているようなイメージがあります。

今になって、「BOOWYやB'zを超えるような音楽がない。」なんて大人の嘆きにも納得できます。

まぁ彼らに関しては、ソロパートも魅力的なんですが。

事実、私には昔から好きなバンドがいくつかありますが、なかなか私の中では彼らを超えるような人は出てきません…

そんな日本のバンド界での注目は、THE ORAL CIGARETTES ですね。

こんなに声が低くて深いボーカルは、今の若いバンドマンの中にはなかなかいないです。

さらに皆の頭も良く、セルフプロデュース次第ではもっと人気が出ると、個人的には踏んでいます。

今後の曲構成によっては、大人にも愛されるバンドになっていくと思ってます。

さて、続いては台湾です。

アジアでバンドに注目するなら、ぜひ台湾はチェックですね。

バンド活動は日本に次いで活発だと思います。

中国語の発音ってホントに羨ましいです。音によく合うんですよ。

歌詞も表現豊かで、お気に入りです。

中国語は漢字で文を構成していくので表現が制限されるのではないか、と思われがちですが、似た意味でも文字が違う場合も多く、言葉の選択が非常に自由に感じます。

さらに、そのことが関係しているのか、中国語オンリーの歌詞が何とも台湾らしくて良いです。

本当に、真の台湾ミュージックという感じがたまらなく酔わせてくれます。

ちなみに、歌いあげるのタイプが多い印象です。

日本バンドが楽器のソロパートも重視するような”ミュージック”という感じだとするならば、台湾バンドは”歌”という印象です。

最近のバンドシーンでは、台湾の方が歌詞に力を入れているのではないでしょうか。

特に五月天は,flumpoolとの交流で日本人にも知られている存在です。

個人的には八三夭に注目していて、彼らの持ち味は日本にもないものだと感心しています。

続いてK-POPが主流?の韓国です。

皆さんは韓国のバンドに対してどんなイメージを持っていますか?

たぶんアイドルバンドを思い浮かべるでしょう。

しかし最近はちゃんとしたバンドの育成にも力を入れていますよ。

驚いたのがDAY6の登場。

アイドル事務所がバンドを作った!ダンスしてない!しかもK-pop寄りのバンド!

という衝撃でした。

なんとなく、韓国には激しめのバンドもいましたが着火しない印象で、バンドの肩身が狭そうだな、と思っていました。

ぜひ韓国の若者にこそ、バンドの魅力に気づいてほしいです。

以上、これまでに3地域を紹介しました。

もちろんほかの地域にもバンドマンはたくさんいると思います。

しかし、個人的にはこの3地域の活動が活発だと判断しています。

それは国柄にも関係しているのでしょう。

中国では、基本バンド形態は推奨されていません。

そして韓国にもそのような風潮があるように思います。

かつて、日本でもビートルズの来日が懸念されたように、バンドというのは一種の自己中ミュージックになりがちなところがあります。

表現の自由が認められるべき、認められる音楽がロックであり、バンド形態だと思うのです。

バンドが必ずしもロックを演奏することにはなりませんが、何をロックとするのかは線引きが難しいのも事実です。

どこまで規制するのかは、国や地域の判断に委ねるしかないのです。

ただ、世界の才能が潰れないように願っています。